「すまい給付金」制度をご存知でしょうか?
「すまい給付金」は、消費税率の引上げによる住宅取得者の負担を緩和する目的で創設された制度です。
住宅取得支援策の一つの住宅ローン減税は、支払っている所得税等から控除されることから収入が低いほどその効果が小さくなる制度になっているため、消費税増税の影響を強く受ける収入層の方は、受けるメリットを実感し難い制度ですが、「すまい給付金」制度は、その住宅ローン減税の負担軽減効果を受けにくい収入層の方に対してより負担の軽減を図ることが目的のため、収入によって給付額が変わる仕組みとなっています。
住宅を取得して登記上の持分を保有した上で、その住宅に自分で居住し、収入が一定以下の方が対象になります。また、住宅ローンを利用しないで住宅を取得する現金取得者については、年齢が50才以上の方が対象となります。
制度の概要や対象者は以下のとおりです。
【概要】
収入に応じて現金を給付。収入の目安は、775万円以下、給付額は最大50万円
※贈与税非課税枠(最大1,500万円)、グリーン住宅ポイント制度(新築最大40万円)等との併用可能
【対象者】
消費税率10%が適用される新築、中古住宅の取得で、令和3年12月末までに引き渡しを受け、入居し、収入額の目安が775万円以下の方
※住宅ローン利用/現金取得のいずれの場合も対象、住宅ローン減税との併用可能
※住宅ローン減税の契約期間と入居期限の延長、床面積要件の緩和に応じた措置を実施予定されています
【対象となる住宅】=住宅の質に関する一定 の要件を満たした住宅
※新築住宅/中古再販住宅、住宅ローン利用の有無で要件が異なります
「すまい給付金」の他にも前述の住宅ローン減税や贈与税非課税枠、グリーン住宅ポイント制度なども活用して賢くお得に住宅を取得しましょう。